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第3話 バラティエの話 

〜夢見る少年、サンジくん〜

では、早速本編に入るとしましょう。改めまして、サンジくん。サイト3周年、並びにサンジくんの年、おめでとうございます!

おめでとうございます。

あ、ありがとう。3周年を祝ってもらえるのは嬉しいが、おれの年っていうのは正直、喜んでいいのかどうか…

やはり…貴方の過去のこと、ですか?

ああ…2度とおれの目の前に現れないはずの過去、だったからな…。

でも、どんなに思い出したくねえ過去でもいつかは向き合わなければならない日が来てしまうんだよな。

気持ちは痛いほどよく分かります。その上くだらない権力争いなどのために都合良く利用されるなど、腹立たしい話です。

お前はそういうの、沢山経験してるんだったよな…。

誰しも、過去には何かしら抱えているものですよ。私だって例外ではありません。

でも、辛い経験があったからこそ、今感じられる幸せも大きいと思います。貴方は今、素晴らしい仲間達に囲まれて、憧れていた夢を真っ直ぐに目指せているではありませんか。船の上での貴方はとても幸せそうに、輝いて見えます。

そうですよ。それに、主やそのフォロワー達を始め、貴方の事を気遣ってくれている女性達も沢山いるではありませんか。

ああ…確かにおれは今、仲間達に支えられて夢を目指せるのがほんとに嬉しいし、幸せだと思う。

その仲間はもちろん、全国のレディたちにもかなり心配かけちまってるみたいだしな。おれもそれに応えないとな。

ありがとう、お前ら。

まあ、辛気臭い話題は抜きにして、今日は明るく、楽しく行きましょう!

さて、今日は今年の主役であるサンジくんから、要望(リクエスト)の絵の内容に合わせて色々なお話を伺いたいと思っています!

私は今日この日を迎えるにあたり、貴方について色々調べさせて頂きました。

ええ。僕も貴方のことをもっと詳しく知りたいです。僕はまだこのサイトに呼ばれてまだ3か月と経っていませんしね。

おっ?そうか。いいぜ。

まず貴方の生い立ちで現在明らかにされているのは、10歳頃に客船で料理人の見習いをしていた、というところからですね。

その後は、元海賊だった料理長のゼフが立ち上げた海上レストラン・バラティエで働いていたのですよね。

まず最初の要望ですが、その時代の貴方を見たい、というものです。

おお!誰からだ?

フォロワーの伊辻ぱすたさんからのリクエストです。

おお、ぱすたちゃんか!付き合いの長いフォロワーさんの一人だな。

とても可愛らしいですね。これが小さい頃のサンジくんですか?

ああ。可愛く描いてくれてうれしいな。ケーキの上に乗ってるマジパンがちゃんとジジイとパティ、それからカルネなんだな。

バラティエの料理長ゼフと、コックさん達でしたよね?

ああ。ほんとにおっかねえクソジジイだったけど、色々と世話になったぜ。

料理の全てと、コックとしての精神はほとんどジジイに教わったようなものだからな。

パティやカルネ、他の連中もおれに負けず劣らずみんなケンカっぱやくてよ。なんせ、オーナーのジジイが元海賊だからな?

レストランではしょっちゅう客として来た海賊とのケンカも起きて、もはやそれが風物詩になってたけどなw

でも何だかんだ言ってほんとはいい奴らだった。みんな元気にしてるかなあ。

中でもゼフは、貴方の命の恩人でもある、と聞いています。

 

ああ。ジジイは元々、おれが乗っていたオービット号を襲撃した海賊団の船長だったんだが、嵐で船が難波しておれとジジイだけ無人島に流れ着いたんだ。でも船がなかなか来なくて、わずかに残っていた食料も底を突いてよ…。

おれはとうとう自分が生き延びたい一心でジジイを殺して、食糧を奪おうとまでしたよ。

それほどまでの極限状態なら、無理もありませんよね。

でもよ、実はジジイはおれに食糧を全部譲ってくれていて、自分は武器としていた足を食べていたんだ…。

おれと同じに、オールブルー―全ての海の魚が集まる幻の海を目指していたから…おれのことを生かそうとしてくれてたんだよな。

非常に…涙ぐましいエピソードですよね…!ゼフがバラティエを創設したのはこの経験がきっかけのようですね。

管理人が貴方を好きになったのはこのエピソードと、貴方がルフィさんの仲間となりバラティエを去る場面に感銘を受けた、というのも大きいらしいです。最後にあんな優しい言葉をかけてもらって…!

そのシーンなら僕も知ってますよ!確か…「カゼ…引くなよ」でしたっけ!?

そうそうそう!そしてそこからのサンジくんの「長い間!くそお世話になりました!」っていうの…

お、おいおい!桂!泣くなよ!?さくらいずちゃんも泣きそうになったらしいけどよ…。

す…すみません!…さて、今回リクエストを下さった伊辻ぱすたさんについてですが、お2人はよくご存知ですよね?

私は作品区分(ジャンル)の都合上、あまり関われる機会がなく…。2人から見てどのようなお方ですか?

ぱすたちゃんか。さくらいずちゃんはこのサイトができたばかりのときに1度ツイッターアカウントを作り直したんだが、その頃からの知り合いなんだ。独特の顔文字が可愛いし、イラストも大人っぽくて、おれもとても好きだ。

この催処(サイト)ができた頃…と言うと、3年来の付き合いになる、ということですか?かなり長いですね。

ああ。一昨年さくらいずちゃんが、おれを好きなレディ仲間とみんなでお台場にあるバラティエに来てくれたんだが、その中にもいたぜ。とても可愛らしくていい子だったな。さくらいずちゃんも近いうちにまた会いたい、と言ってる。

お台場にも支店があるのですか?お台場なら、昨年土方さんと沖田くんもその辺りに観光に行ってましたよ!

そうだったのか!そういえばさくらいずちゃんが前、そんな感じのことを言っていたかも知れねえ。それは是非会ってみたかった。

今度お前の仲間も連れてこいよ。特にお前らのクラスタとは普段あまり関わる機会がないからな。

そうですね!美味しい料理が沢山食べられるとなれば、龍馬くんもきっと喜びます。

僕はぱすたとの付き合い自体はそう長くはないのですが…主からは前から色々と聞いていましたよ。

普段の日常の愚痴も言い合える、とても話しやすい子みたいです。時々キャスもお邪魔しているようですし。

ごく最近、彼女も審神者を始めたとのことで主も非常に喜んでました。

そうだったのですね!ちなみにぱすたさんはどの刀剣男士が1番好きなんですか?

確か陸奥守が一番好き、と言っていました。主が後日、ぱすたのために3周年ギャラリーのページに別に描いて上げようと思っている、と言っていましたよ。待っていて下さいね。

 

それは楽しみですね!

それと、お台場のお店ですけど、主はあれ以来仕事が忙しくて行けていないようですが、脇差や短刀達にはなかなか人気のところですよ。去年の暮れに薬研が後藤の歓迎パーティーを粟田口一同でそこでやったと言ってました。

この前小夜も厚や博多に誘われて行ってきたようで、中々美味しかったと。それから料理長のゼフにも会えたみたいで、博多がテンション上がりまくりだったようですね。今度僕もお邪魔していいですか?

もちろんだ!そっちのクラスタとはお互い、かなり情報が行き来してるみたいだからなwご贔屓にしてくれてるみたいで嬉しいぜ!

それにしても…

?何だ?

あの可愛らしく純粋そうな子が将来、こんなヒゲを生やした女好きの変態になってしまうとはな…

あ゛あ!?うっさいわ!

女好きは小さい頃からのようですよ?w

幼い頃から人魚に憧れてたとか、悪魔の実の本を読んで透明になれる実を見つけて、女湯を覗きたいと思ったとか…w

ええっ!それはなおのこといけませんね…そんな事を考えているなんて、想像もつきませんね…。

いや、寧ろ純粋だからこそ、なのでしょうかね?w

ええい!黙れ黙れ!

ということは、サンジくんはある意味、いつまでも少年の心を持った青年…ということになるのでしょうかね?

そこが貴方の贔屓(ファン)に可愛い、と言われる所以かも知れませんね。

可愛いって…。確かによく言われるかもな。あと、マリモの野郎にも時々言われる…。

すっかり可愛がられていますね?w

…っ…でもよお、あんまりガキ扱いしないで欲しいよ!おれだってもう1人前のシェフなんだぞ!

でもね、サンジ。実際貴方は僕から見たらずっと子供…ですけどね?

確かに!そういえば、この中ではサンジくんが一番年下になりますね?

ハッ!そ、そう言われてみれば…!

海賊の仲間では無礼講みたいですし、ここでもそれで構いませんがね。

でも、年長者に最低限の敬意は払わねばならないのではありませんか?

私達も悪かったですけど、会っていきなりブチ切れて、お説教を垂れるなんて…どうなんでしょう?ww

…あーあー悪かったよ!てかさっき謝ったろ!

よろしい!wでは次に行きましょうか!

〜第4話につづく〜

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